プラセンタとは?どんなものなのか

美肌/アンチエイジング効果があるとされ、化粧品として、医薬品として、またサプリメントとして流通している〝プラセンタ〟。

美容にいいの? ドラッグストアでも売ってるのかしら?――広告などで目にし、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そんなプラセンタについてご紹介しようと思います。

そもそもプラセンタって?

プラセンタは成分である哺乳類の胎盤(Placenta)をそのまま商品名にしたものです。メーカーが生み出したオリジナルの言葉ではないんですね。

美容と胎盤に何の関係が?――女性が妊娠した際、胎盤には胎児に栄養素を供給するという役割があります。そのため、胎盤には健康によい五代栄養素はじめさまざまな成分が含まれているのです。

プラセンタの効果

肌のくすみ、疲労回復力の衰え、イライラする感じ――プラセンタは加齢による諸症状を改善し、それには3つの作用が密接に関わっています。

1〝抗酸化作用″ プラセンタは細胞を傷つけ老化させる活性酸素の働きを抑えることで、アンチエイジング効果を発揮します。

2〝血行促進作用″ 血流をよくし、冷え性や肩こりを改善します。

3〝ホルモン分泌調整作用″ ホルモンバランスの乱れによって引き起こされる更年期障害を改善します。

 ほかにも、プラセンタには肝機能改善作用、抗炎症作用、免疫賦活作用など様々な作用があり、体の芯から表面にかけて女性をキレイにするのです。

 プラセンタを選ぶ際の注意点

 100%安全な万能薬は存在せず、プラセンタもまた例に漏れません。以下、接種/購入する際の注意点をいくつか述べておきます。

・感染症のリスク

医療機関で注射薬として用いられるプラセンタは『特定生物由来製品』と言われ、ヒトの胎盤をもとに作られています。感染のリスクを否めないとして、厚生労働省は2006年にプラセンタ注射剤を摂取した方からの献血を制限する指針を打ち出しています(※)。

また、サプリメントなどを購入する際に気を付けなければいけないのが原産国。これらの製品に使われているのは豚や馬などの胎盤ですが、どんな生物の胎盤が使われているにしろ、原産国で現在/過去に狂牛病が流行っていないかよく確認するようにしてください。

・アレルギー反応

 まれにですが、プラセンタ摂取によって気分が悪くなったり、注射した部位が赤くなることがあります。気になる症状が出ましたらすぐに医師に相談しましょう。

栄養が豊富に詰まったプラセンタ。ここまで読んできて購入の意志を固めた方もいれば、リスクが気になり始めた方もいることでしょう。ですが、どちらにしろ大切なのは〝プラセンタを正しく理解すること″。自分にあったタイプの商品を選び、うまく活用していきましょう!